漆喰(しっくい)について|尾張旭市のセーフティーライフ
2020.06.09 (Tue) 更新
尾張旭市の外壁塗装・屋根塗装といえばセーフティーライフ!
今回は屋根瓦には欠かせない漆喰(しっくい)のお話です。
セーフティーライフでは、屋根のメンテナンスのご依頼で漆喰の案件も数多く手がけております。
まず、漆喰(しっくい)とは、屋根瓦の1番上の箇所にあたる「棟(むね)」の台土を
守るために塗り込んでいる材料で、画像にあるように白く塗り込まれたところを
『漆喰(しっくい)』と言います。
この漆喰(しっくい)は、定期的にメンテナンスを行う必要があるのですが、
意外にみなさん漆喰(しっくい)のメンテナンスの必要な時期を見逃してしまい、
漆喰(しっくい)の劣化から屋根全体のダメージに繋がってしまうケースがあります。
ぜひご自宅の屋根のメンテナンスの参考にして頂ければ幸いです。
○漆喰(しっくい)の役割
漆喰(しっくい)は、瓦や壁の上塗り、天井など様々な建築で使用されています。
漆喰(しっくい)の歴史は、5000年以上も前から世界中の様々な建築物に使用されて、
日本の伝統的な家屋の壁やお城などにも利用されています。
屋根の漆喰(しっくい)は、屋根の棟(むね)と瓦の間の隙間を埋め、瓦の下にある
屋根の葺き土(ふきつち)を雨風から守り、替え瓦と瓦を接着させる目的で
漆喰(しっくい)が塗られています。
○瓦と漆喰(しっくい)に寿命の違いは?
屋根の漆喰(しっくい)の寿命は瓦より短く、20年面後で表面か朽ちてきたり、
剥がれてきたりするのが一般的です。
漆喰(しっくい)は、消石灰を主とした材料のため、瓦と違って耐用年数は短く、
次のような要因で劣化していきます。
1.雨風に晒されると朽ちてくる
2.直射日光や寒暖の差による劣化
3.時間と共に漆喰(しっくい)が痩せてくる
本来、屋根の漆喰(しっくい)は、定期的にメンテナンスするものです。
劣化の状況を見ながら、必要なタイミングで手入れを行うことで、瓦屋根全体の
耐用年数も保ち、日本家屋全体の寿命も長持ちさせることができます。
瓦屋根全体の耐用年数は長いのに対し、漆喰(しっくい)部分の劣化は20年前後で
出てくるものですがダメージが見過ごされてしまうケースも多くあります。
家の下から屋根を見上げても、漆喰(しっくい)部分の劣化は気付きにくく、
剥がれた漆喰(しっくい)部分から、瓦の下の葺き土(ふきつち)が雨水に
浸食され、気づいた時には棟全体がダメージを受けているというケースも多いです。
※劣化した漆喰
最悪の症状として部屋内への雨漏りにつながりかねません。
放っておくと瓦の裏にも雨水が回り、瓦の下に施行してあるルーフィングと呼ばれる
防水シートの劣化につながります。
防水シートは最後の砦で、ここがダメになってしまうと雨漏りへとつながります。
瓦屋根は瓦がダメになるのではなく、屋根の作りが劣化している場合が多いです。
人間の体と一緒です。
傷が浅いうちに手入れする方が費用も少なく、長い目で見た場合良いと思います。
瓦屋根だからと安心せず、まずはお気軽にお声かけください。
投稿担当者
織田 昌徳YOSHINORI ODA
塗装担当の織田です。
もくもくと作業をこなしていくタイプなので一見寡黙に見られがちですが、お客様から話しかけられると、とてもテンションが上がります。
塗装に対するこだわりは、他の誰にも負けません。塗るだけでなく、洗浄・養生からこだわりは始まっています。