塗料の塗布量について|尾張旭市のセーフティーライフ
2020.06.02 (Tue) 更新
尾張旭市・瀬戸市・長久手市 外壁塗装・屋根塗装の専門店セーフティーライフです。
こんにちは!立島でございます。
今日は塗料の【塗布量】についてのお話です。
私どもセーフティーライフでは、お見積明細に塗料の缶数を記載しております。
外壁屋根それぞれ、下塗り・中塗り・上塗りで、どれだけの量の塗料を必要とするのか
それに伴う材料費=金額が変わってきますから、工事を依頼されるお客様としても気になるところですよね。
この塗料の缶数がどのように算出されているか、という点で重要なのが【塗布量】です。
材料費として金額に影響するだけでなく、仕上がりや耐久年数にも影響するとても重要なポイントです!
各塗料のカタログには、必ず仕様書という項目が記載されています。
(ほとんどのカタログでは最終ページあたりに載っています)
塗布量に関してこの仕様書での重要ポイントは3つです。
①1平米あたり何キロの塗料を使用するか
②何度塗りするか
③一度塗ってから塗り重ねるまでにどのくらい時間を置くか
まず、平米あたりの使用量・塗り回数についてですが、
塗料缶は主に一斗缶やペール缶で販売されていますので、15もしくは16kgの容量です。
この1缶で塗ることができる面積がそれぞれ決まっております。
2液タイプと言って、硬化剤や希釈溶剤、水で薄めて利用する塗料もありますが
その薄める量もメーカーさんでしっかりと定められていますので、
薄め過ぎても濃すぎても、たっぷりどっぷり塗り重ねて厚過ぎてもダメなんです。。。
さらに乾燥時間についても、正しく守らなければ硬化不良を起こしてしまいます。
例えばこの仕様書の場合
塗料の塗布量は【0.30~0.40kg/㎡(2回塗り)】とあります。
16kgセットで利用する場合は、だいたい1缶で45㎡くらいの広さを
中塗り・上塗りの2回塗ることができます。
さらに、工程内の乾燥時間については【工程内:4時間以上5日以内】とありますので
季節による気温や湿度の差はあるにせよ、中塗りから上塗りの間は最低4時間置いてね。ということになります。
表面を軽く触って手に塗料がつかない=乾いたからもう塗り重ねられる!というわけでもないのです。
ちなみにこの塗料は硬化剤が付属している2液タイプです。
主剤と硬化剤を混ぜ合わせるにも、ちゃんと分量が決まっています。
これもざっくり目分量では意味がないので、しっかりと秤を使って混合させます。
お薬でも「用法用量を守って正しく~」なんて言いますがまさにそのとおり。
正しい量を正しい方法で使わないと、せっかくの塗料の性能が発揮できません。
となると、期待耐久年数には当然持たないですし
汚れにくい!防カビ!防藻!遮熱!など、さまざまな機能を持つどんな良質の塗料を使っても
効果が期待できない「ただ塗っただけ」になってしまうんです(泣)
わーもったいない!!!!!!(><)
ただ、ひとつ残念なところがあります。
上記のポイントを一切守らない業者がいまだにいるのも事実です。
そんな悪徳業者が塗装しても、仕上がった時はちゃんとキレイなんです。
正直、塗った直後のパッと見は私たちでも見分けがつかない程です。
そのため、工事期間を極端に短くする・金額を大幅に下げる等の表現で
いわゆる手抜き工事を行ったとしても、その時には分かりません。
きっとお施主様もキレイになったお家を見て喜ばれるのでしょう。
ですが、工事が完了してから数年経過した時、その結果が露わになります!!
塗装した面に膨れができ破断してしまう、剥がれてきてしまうなど
目に見えて劣化症状が現れるのです。
外壁の塗装を考えた時、いくつかの業者から見積りを取って比較する「相見積り」される方は多いですが
塗布量・乾燥時間などそれぞれの塗料の仕様を踏まえたお見積りを提出しているか?!という点にも
ぜひご注目いただきながらご検討いただけますと幸いです。
投稿担当者
立島 麻由MAYU TATEJIMA
営業、現場管理、お客様担当まで、幅広くご対応させて頂いております。お気軽にお声がけ下さい!