外壁の種類エトセトラ|外壁塗装専門店|尾張旭市のセーフティーライフ
2020.06.06 (Sat) 更新
尾張旭市 瀬戸市 長久手市の外壁塗装工事はセーフティーライフが一番!
突然ですが。
皆様のお住まい、外壁の素材は何かご存知ですか。
それぞれ素材の種類によって、寿命や劣化症状等異なります。
まずは、ご自宅がどのような種類の外壁であるのかを知ることが重要ですね。
サイディング
サイディング材は、セメントや繊維質、無機物からなる板状の外壁材です。これらを壁に貼り合わせていくことで、お家の外壁が出来上がります。
貼り合わせていくと、下の写真 のようにどうしても隙間があいてしまいます。
その隙間をシーリングやコーキングと呼ばれるもので塞ぎます。下の写真がその施工後の写真になります。
そうすることで、サイディング材同士がぶつかって劣化を早めてしまう恐れや、雨水による浸水の恐れを解消してくれます。
これらの工程を経て、☝写真のような外壁が出来上がるんですね。
これがいわゆる、サイディングと呼ばれる外壁です。
サイディングの外壁において、もっとも早く劣化するのはこのシーリング部分です。
材質によっても差は出ますが、およそ5年~10年ほど経ちますと、シーリング部分にひび割れや、亀裂、また酷い場合ですとサイディング材との剥離などが見られます。
新築後、サイディング壁のメンテナンス時期は、8年~12年後と言われています。
サイディングの劣化症状としては、ひび割れや、※チョーキング現象、また塗装が施してある場合は塗膜の剥がれや膨れなどの症状があります。
※チョーキング現象とは、外壁を指で擦った際、指にチョークのような白っぽい粉がつく現象のことを言います。これはサイディングを覆っている塗料の塗膜が劣化して粉状になってしまい、外壁の防水効果が切れているサインです。
これらのことを考慮すると、塗り替え目安としては、8年~12年ほどが良いでしょう。
また、酷いひび割れなどが無い場合には、元の模様を生かしたクリアー塗装が施せるので、模様を生かしたい!と言う方は、さらに早めのメンテナンス施工をおすすめ致します。
年数を忘れてしまった方は、下記のまとめとご自宅の外壁を照らし合わせて塗り替え時かを確認してみましょう。
サイディングの塗替えサインまとめ
- シーリング部分のひび割れ、亀裂
- シーリングとサイディング材との剥離
- 外壁のチョーキング現象
- 塗膜の剥がれ、膨れ
- サイディング材の反り など
ALC
ALC外壁はサイディングと同様、パネル状のものを貼り合わせていくことでお家の外壁が出来上がります。
また、同じように貼り合わせていく上でパネル間に隙間が生じますので、シーリングを充填してその隙間を埋めていきます。
建てる際の作業工程を大まかに見ると、サイディングとほぼ同じように作られているんですね。
「ヘーベル〇〇〇」もALCです。
よくテレビコマーシャルなどで耳にしませんか?
旭化成建材が出しているALCの呼称になります。
サイディングとの大きな違いはその素材です。
ALC外壁は、軽量気泡コンクリートで出来ています。コンクリートとは言っても、その内部は文字通り気泡が空いている状態ですので、通常のコンクリートと比較すると1/4程度の重さになります。
ALC外壁の一番の弱点は、サイディングと同様にシーリング部分です。
また、ALC外壁は内部に気泡が空いていることから、耐水性が低いことも弱点になります。
ALC外壁の塗替えサインまとめ
- シーリング部分のひび割れ、亀裂
- 外壁のチョーキング現象
- 外壁の色褪せや色ムラ
- 塗膜の剥がれや膨れ など
モルタル
モルタルは、セメントと砂と水を練り合わせて作られたもののことを言います。
そのモルタルを外壁部に塗りつけて土台となるモルタル壁が出来上がります。
そこへ塗料を様々な大きさにして吹き付けたり、細かい砂など(リシン・スタッコ)を塗料と一緒に吹き付けたりなどの仕上げ吹きをすることで、モルタル外壁が完成します。
写真下が塗料をまとめて吹き付けて柄をつけた吹き付けタイル壁で、右側は細かい砂を吹き付けたリシン壁です。
モルタル壁はセメントを使っていることもあり、壁のひび割れ(クラック)が最も多く見られる劣化症状です。
また、吹き付けた塗料が劣化しますと最悪の場合、下写真のように壁が剥がれ落ち、モルタル部分が剥き出しになってしまいます。
そうならない為にも、以下を参考に時期サインを見逃さないようにしましょう。
モルタル壁の塗替えサインまとめ
- ひび割れ
- チョーキング現象
- 色褪せ・色ムラ
- 塗膜の剥がれ・膨れ
- 雨などによる目立った黒シミ など
いかがでしたか。
外壁と一言で言っても、いろいろな素材があり、それぞれ特長や劣化症状、メンテナンス方法等も異なって参ります。
それぞれの素材に合った適切なメンテナンスを施す事が重要です。
そのためにも、建物調査の際にはしっかりと素材を見極め、判断できる業者を選びましょう。
投稿担当者
種村 有輝子YUKIKO TANEMURA
総務広報部の統括をしております。
常にお客様目線を忘れず、どのようにお伝えすればご理解頂けやすいか、ご安心・ご満足いただけるか、一主婦としての立場も交えながら試行錯誤で考える日々です。
一歩社外へ出れば二児の母、第二の戦場が待っています。