外壁の劣化について③|外壁塗装専門店|尾張旭市のセーフティーライフ
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前回お伝えした外壁塗装の劣化についての続きです。
外壁で起こる劣化には様々なものがありますが、大きく分けると以下の3パターンです。
- 外壁表面に汚れが付着している状態
- 塗装が劣化している状態
- 建物自体が劣化している状態
今回は三番目の、 ⑶ 建物自体が劣化している状態を見て行きましょう。
- 建物自体が劣化している状態
劣化が建物や壁自体に起きて塗料でも保護できないほど劣化してしまった時は、外壁材の張り替えなど、大規模な工事が必要になってしまいます。建築材が家を守れなくなる前に、劣化の初期段階で塗替えを行って保護しておきましょう。
窯業系サイディングボードは、外壁内部への浸水や構造体内部に溜まった湿気が原因で反ってしまうことがあり、サイディングボード自体が反ってしまうと、部材同士の継ぎ目に隙間が生じて雨水が浸水してしまいます。
反りが生じたサイディングは塗装や補修では元に戻すことはできませんので、新品と交換する大規模な改修工事を行わなければなりません。
窯業系サイディングボードは張り合わせて使用しますので、目地というつなぎ目の部分ができるため、この目地を塞いでおかなければ、雨水がどんどん外壁内部に入ってきてしまいます。
サイディングボードの目地部分にはシーリング材(コーキング材)という樹脂性の防水材を注入しますが、シーリング材は紫外線に弱く耐久度は外壁材よりも低いため、約5年に1度は点検をして、劣化した場合は交換しなければなりません。
紫外線や雨の影響でシーリング材自体が劣化するとひび割れが生じ、雨水が建物内部やサイディングボードに浸水しやすくなりますので、シーリングの打ち替えや、増し打ちなどの防水工事が行われます。
また、誤った気密化工事による結露や、土壌に含まれる水分の蒸発などが原因で建物内部に湿気が発生することがあり、この建物内部で発生した湿気は外壁下地材や構造部分の腐食の原因となったり、シロアリなどの害虫を呼び寄せたりして建物躯体の寿命を縮めてしまいかねません。
外壁や屋根の塗装は、年数の経過とともにいずれ耐久年数を迎え、塗替えや補修工事が必要になります。汚れの付着や劣化が起きるたびに洗浄や再塗装を行うと、外装にかけるメンテナンスコストは膨大になってしまいます。
塗装の手間と維持費用を減らすためには、その建物の立地や環境に最も適した工法で初期症状の内に補修することが大切です。
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投稿担当者
河津 裕一YUICHI KAWATSU
お客様からの「ありがとう」の言葉が何よりのエネルギー源です。
塗装一筋、経験を積んだ現場は数え切れませんが、その一つ一つに想いがあります。
塗装は、塗ってすぐにはその技術の違いが表れませんが、何年か経って「S-LIFEで塗って良かった!」というお声を伺うと、
心から嬉しくなります。