「外壁塗装の見積書を作成してもらったけれど、付帯部の塗装って何だろう？」「そもそも付帯部ってわざわざ塗装しないといけないの？」という疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

今回は付帯部とは一体何なのかという基礎的な知識から、なぜ付帯部の塗装が必要なのかについてお話しさせて頂きます。

1.付帯部とは

まずは付帯部とはお家のどの部分をいうのでしょうか？

付帯部とは幕板、雨樋、水切り、雨戸・戸袋、笠木、基礎巾木、庇、鼻隠し、軒天、破風など様々です。

またお家によって上記の有無が異なります。

ようは、建物の外壁以外の部分と思っていただいたらよろしいかと思います。

基本的にはどの付帯部も定期なメンテナンスが必要になります。

ですが、必ず塗装が必要となる付帯部とそうではない付帯部があります。

2.外壁と付帯部の塗装を同時に行う理由

基本的には外壁塗装を行うタイミングで付帯部の塗装も行いますが、

付帯部はまだ綺麗だしまたの機会でもいいかな？と思われる方もいらっしゃると思います。

では、なぜ同時施工がいいのかご説明させていただきます。

①費用の問題

外壁塗装を行うには、決して安いとはいえない額の費用がかかります。

そのうちの足場代は大きな割合を占めます。

もし外壁塗装時に付帯部塗装を行わず、また数年後に付帯部だけ単体で塗装をしなければならなくなると、再度足場を組み立てなければなりませんので、二重に費用がかかってしまいます。

②汚れや劣化が目立つ

外壁だけを新築同然に綺麗に塗装し直せば、外壁が綺麗な仕上がりとなった分、付帯部の汚れや劣化が強調されてしまい、悪目立ちしてしまいます。

③雨漏りの可能性

できるだけ費用を抑えるために付帯部を塗らずに放置してしまうと、付帯部の美観が落ちるだけでなく性能も落ちてしまうことになります。

その結果、雨漏りが発生し余計に費用がかかってしまったとなるケースもありますので、外壁塗装時に同時施工をお勧めします。

3.写真で付帯部塗装を見学

では実際の施工写真で付帯部のビフォーアフターを見ていきましょう！

①雨樋

外壁を塗装すると、外壁沿いに設置されている雨樋の汚れや色褪せが目立ってしまいます。

塗装をしておくことで雨樋の割れを防止したり、性能UPにもつながります。

また、雨樋の役割としては、雨が降り屋根にのった水を排水設備に流してくれる役割があります。

雨樋のおかげで、屋根に降った雨が外壁を伝い落ちずに排水設備に流してくれるので外壁の劣化も防ぐことができます。

ですが、塗装で補修しきれないほど劣化が進んでいる場合は交換という形になり、費用もかさんでしまいます。

【before】

【after】

②雨戸

こちらは必ず塗装が必要というわけではありませが、以下の写真を見比べてもらうと、色やツヤが全く違いますよね！

ですので外壁を塗装した際に一緒に塗装を行う方が多い部分です。

③庇（ひさし）

庇は雨や直射日光を防ぐ小さな屋根です。こちらも外壁と同時施工が多い場所です。

また、直射日光が当たり劣化が激しい場所となるので、やはり定期的に塗装するべき箇所となります。

④軒天

軒天は外壁塗装を行う方のほとんどが同時施工を行う場所です。

というのも軒天の劣化は雨漏りが関係してくるからなのです。

また、軒天にシミができている場合は塗装だけでなく補修が必要な可能性もございます。

現地調査の際に調査してもらってくださいね！

4.付帯部塗装のポイント

付帯部の塗装を行う際、気を付けてほしいポイントをご紹介いたします。

①見積りチェック

見積書をもらい次第、付帯部に関する部分の確認も忘れないようにしましょう。

契約前にチェックすることが大切です。

①塗装箇所はどこ？

見積書を見たときに「付帯部」などとまとめて書かれていると、具体的な箇所が分からず、塗装してほしいところをしてくれない可能性もありますので、付帯部とまとめられているものの中身を明らかにしておくとベターです！

②塗料の種類

塗料には決まった種類の素材にしか使用できない物もあります。

ここで外壁塗装のために使用する塗料が付帯部の素材には使用できないとすると、付帯部部分の塗料が必要ですよね。

追加塗料が必要となると費用も変わってくる可能性も・・・！

一度担当者に大丈夫か尋ねておくといいですよ！

また、外壁塗装を行うための塗料と付帯部塗装を行うための塗料は、耐用年数が同じくらいの長さのものをお使いくださいね☺

ここで大幅に異なる長さの物を選んでしまうと、付帯部だけ先に塗り直さなければならないなどの事態に陥る可能性も出てしまいます。

③付帯部塗装の内訳を明確に

見積書で付帯部塗装の費用が分かった後は、その内訳をチェックしてみてください。

なぜそこまでする必要があるのかといいますと内訳をあいまいにして、塗料のランクを下げたりして施主様に不利益を被らせる悪徳業者も存在するためです。

こうした一部の悪徳業者に誤って依頼しないためにも内訳まできちんと聞いておくとベターです。

②カラー選択

外壁塗装と同じくらい付帯部の色選びも大切ですよ！

カラーの選びかたには2種類の方法があります。

①外壁と同系色にする

②アクセントとして外壁と異なる色を選ぶ

選ぶ方によってお家の印象はガラッと変わります！

ただ、一つの建物に色々な色があると、目移りしたり、締まりがなくなってしまいかねませんので、

付帯部は付帯部で一色にまとめると、引き締まってとてもおさまり良く、品のある雰囲気が出せます。

5.まとめ

今回は付帯部の塗装について説明させていただきました！

セーフティーライフへ診断・調査とお見積りご依頼の際は、基本的には外壁塗装と同時施工ということでご提案させていただきます。

見積内容も、付帯部の一か所一か所細分化してございます。

ご質問、ご相談等ございましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいね✨

ショールームへのご来店もお待ちしております！！（ご予約優先）