念願のマイホーム、新築時はピカピカで、おうちに帰ってくるたびウキウキしていたと思いますが、どうしてもそのキレイを永遠に保つことは出来ません。
雨風、ほこり、土など、どうしても経年劣化という厳しい現実が待ち構えています。
どれだけ新素材でメンテナンスフリーの外壁でも、年月の経過とともに汚れてくすんだ色になり、古びた印象の家になってしまいます。
メンテナンスフリーの外壁素材と言われていても、物理的に永遠に持ち続ける素材はありません。
本日のブログでは、マイホームの実現と価値をどのように維持していくかと、外壁のカビ・コケ・汚れ除去についてお話させていただきます😉
Contents
【尾張旭市 外壁塗装】外壁の汚れの種類
カビ、コケ、藻などによる外壁の汚れ
カビ、コケ、藻は、外壁の陽が当たらない、日陰の湿気を含みやすい箇所に発生します。
カビは、日陰で水分と栄養分のある箇所に発生しますが、コケと藻は、日当たりの良いところにも繁殖します。
雨の多い季節や地域、陽当たりのよくない立地条件の家、霧の発生しやすい谷間、森林や水辺に近い家は、コケや藻が発生しやすい環境です。
また、自宅の庭の石や木に苔が生えている場合や、外壁の近くに木が茂っている場合、高い塀があったりする場合は、風通しが悪くて湿気が溜まりやすくなり、カビやコケが生えやすい環境になります。
一般に、このような条件で外壁にカビ・コケ・藻が発生しやすいです☝
- 外壁建材に凸凹があり、表面に水分がたまりやすい壁
- 湿度の高い地域や湿気のたまりやすいエリア
- 外気との温度差が大きく、結露を起こしやすい壁
- 外壁がヒビ割れ、水分がたまっている箇所
- 藻の胞子が飛来しそうな湖・川・沼のある地域
- 日当たりが悪く、ジメジメとしていて風通しの悪い箇所
- 庭にコケなどの植物が沢山ある家
- 建物に軒がなく、外壁に雨水がかかりやすい設計の家
埃、チリ、ススなどによる外壁の汚れ
都心部や国道沿いでは、排気ガスのススや埃、チリなどが空気中に浮遊していて外壁に付着します。
雨水で洗い流される汚れもありますが、水に溶けにくい油分を多く含む成分は外壁に残ってしまいます。
また、手すりなどの鉄部のサビが雨水で流されて広がったり、雨だれの水垢が壁に残ったりします。
特に、窓枠の下に汚れの筋となって残ったり、換気扇の外壁口周りに油と混ざった埃が黒ずんだ汚れとなったりします。
チリ・ホコリ・スス・土などの汚れは、それ自体は増殖することはありませんが、蓄積して水分を含むと、カビや苔が繁殖する原因になります。
【尾張旭市 外壁塗装】外壁の汚れを放置するとどうなる?
建物の景観の悪化
コケは緑色で風情があるように思われがちですが、美しい緑を保つ期間は短く、夏場に茶色に枯れた苔は、建物の美観を大きく損ねます。
外壁の汚れで家の雰囲気が暗くなり、湿度が高くカビが発生しやすい環境になってしまいます。
外壁がスス汚れで黒ずんでいたり、藻が繁殖していたりすると、家の外観がみすぼらしく、賃貸物件では借り手を見つけるのも難しくなります。
アレルギーやアトピーなどの健康被害
カビ菌は胞子が飛散して繁殖する微生物で、窓から室内に侵入し、衣類や食べ物などのあらゆる物について、コロニー(集合体)を作って増殖します。カビ菌は「菌糸」という根をはるため、表面を取り除いても根が残り、再び繁殖を繰り返す厄介な存在となってしまいます。
カビの胞子は気管から体内に入ってアレルギーを引き起こし、鼻炎や皮膚炎、肺の疾患を引き起こします。
アレルギー体質の人は、カビ菌が引き金となって、アレルギーやアトピーが悪化することもあります。
【尾張旭市 外壁塗装】塗膜の劣化と建物の老朽化
塗膜の劣化による防水機能の低下
外壁塗装は建物の見栄えをよくするだけではなく、外壁材を保護する役割があります。
サイディングやコンクリートなどの一見丈夫そうな外壁でも、塗膜で建材表面を保護する必要があります。
外壁の表面にコケや藻が繁殖すると、塗膜の表面に水分をため込むことになります。
特に、コケや藻は塗膜に根を張るため、防水効果が低下してしまい、雨漏りの原因になりやすいです。
外壁のヒビ割れ
外壁塗料の塗膜が劣化して、外壁材内部が腐朽してくると、ヒビ割れ(クラック)が起こりやすくなります。
ヒビ割れは幅の太さで、大きく分けて微細な「ヘアークラック」と、建物の寿命に影響する「構造クラック」に分かれます。
「ヘアークラック」は、幅0.2~0.3mmの髪の毛ほどの細いひび割れのことをいいます。
最初は小さなひび割れで、内部まで亀裂は達していませんが、水分を表面に取り込む「毛細管現象」を引き起こします。
微細なヒビが毛細血管のように張り巡らされて、壁面に水分を溜め込み、、塗膜はさらに劣化していきます。
外壁建材の膨れ、剥離、欠損
「ヘアークラック」を放置しておくと、気候の変動で水分が膨張し、塗膜が剥がれてしまう「剥離現象」がおきます。
外壁材を保護している塗装が剥がれると、雨・風・紫外線の影響を直接受けて外壁がもろくなり、振動などで「構造クラック」に発展してしまいます。
構造クラックは、建物内部にまで達する深いヒビ割れです。
このようなヒビ割れが入ると、建物内に水の流れができて雨漏りの原因となります。
最初は、たかが外壁の汚れですが、放置しておくと修理費が高くなり、住宅の寿命を短くてしまいます。
【尾張旭市 外壁塗装】外壁汚れの防止策
建築デザイン
住まいの設計段階で、カビやコケなどの汚れが付きにくい建築構造を考えることも大切です。
軒がない家や軒の短い家は、雨水が外壁を直接つたうため、湿気を含みやすくカビや苔が生えやすいと言えます。
軒のある構造にすると外壁をつたう雨水の量が減り、外壁が汚れにくく塗装を長持ちさせることができます。
また、窓の下に水切りを設置することで、雨水が溜まりにくく、濁った水垢が垂れて痕になるのを防いでくれます。
さらに、凹凸がないフラットな外壁素材にした方が、雨水が表面にたまりにくく、胞子が隙間に付着してカビや苔が発生するリスクも減ります。
カビ、コケ、藻の発生防止策
外壁と塀の間が狭く風通しの悪い所では、水や湿気がたまりやすいため、なるべく周辺に物を置かないようにしましょう。
住宅が密集して隣家との距離が近い壁面も、カビが発生しやすいため壁に変色がないかチェックが必要です。
庭にコケがあれば取り除くなど、コケが繁殖しやすい環境を改善したり、定期的に外壁を水洗いしたりするのも効果があります。
防カビ塗料による外壁塗装
いくら外壁周囲をキレイに保ち風通しをよくしても、カビやコケの胞子は常に大気中にあるため、完全に除去することはできません。
そこで、カビ・コケ・藻が発生しやすい条件の外壁であれば、防カビ効果のある塗料で塗装するのがオススメです。
各塗料メーカーは、建築物に発生しやすい数百種類のカビや菌類を研究し、防カビ性能の高いさまざまなタイプの塗料を開発・発売しています。
さらに、アステックペイントからは、一般塗料に混ぜて使う添加剤タイプの防カビ剤も販売されています。
最近人気の「低汚染塗料」は、汚れにくく汚れが付着しても雨によって洗い流す機能を持たせた塗料です。
また、「光触媒塗料」もセルフクリーニング機能を持ち、紫外線の力を借りてカビなどの汚れを分解し、雨水で汚れを流れ落とすことができます。
【尾張旭市 外壁塗装】外壁汚れの除去方法
外壁の汚れ落としで準備するもの
洗浄剤の他にゴム手袋やマスク、バケツ、スポンジ、ブラシ、モップ、雑巾、ホースを用意します。
金属製のタワシなどは、汚れと一緒に塗装塗膜まで落としてしまうため、柔らかい洗車用スポンジを用意しましょう。
「家庭用高圧洗浄機」は、ネットやホームセンターで購入することが可能です。
高圧洗浄機は家庭用でも威力があり、塗装塗膜の劣化した部分をはがしてしまうこともあるので、使い方に注意が必要です。
洗浄の工程
天気が良く、風の少ない日に下記の手順で洗浄作業をしましょう☝
- 外壁にホースで水を上部から下部に向けてかけて、全体の汚れを落とす
- 柔らかいスポンジやブラシで、付着した汚れを落とす
- 残った頑固な汚れを、洗浄剤で落とす
- 落ちにくい汚れは、キッチンペーパーなどで覆ってしばらく置いてから洗浄する
- 高所はモップや棒ブラシで汚れを落とす
- 洗剤が残ると変色を起こすため、最後にきれいに水で洗剤を洗い流す
コケや藻などの植物性の汚れは、中性洗剤をぬるま湯に薄めて使用します。
クレンザーなどの研磨系洗剤は、表面を傷つけるので使用を避けてください。
コケやカビが繁殖して根が張っている場合は、数回繰り返して洗浄すると、再び生えてくるのを防ぐ効果があります。
セルフ洗浄の注意点
外壁塗装のセルフのお掃除の注意点としては、業務用の強力な洗浄剤は、取り扱いが難しいため、素人のDIYにはあまりオススメできません。
また、はしごや脚立の必要な高所の一人作業は、転倒の恐れがあるので避けましょう。
【尾張旭市 外壁塗装】最後に・・・
外壁にカビやコケが目立てきたら、塗装の塗り替え時期かもしれません。
これらの汚れは放置すると、外壁の防水機能が低下して建物に悪影響をもたすほか、健康被害にもつながります。
そのため、一度点検だけでもプロに依頼するようにしましょう✨
現地調査~お見積り提出までは一切費用はいただいておりません。
尾張旭市、瀬戸市、長久手市、守山区で外壁塗装のお悩みがある方は、ぜひセーフティーライフへご相談くださいね☺